こんにちは あつまれ!せんせいのこども園です。
本日の授業は、保育(幼児向き)【紙粘土で顔の作り方と教え方】基礎から教えます+ねらいや色のつけ方まで全てです。
4歳5歳6歳向け紙粘土の作り方と教え方の基礎知識です。
紙粘土製作は、子ども達が大好きで喜んで取り組みます。
紙粘土作品が展示してあると保護者の方が見て驚くこと間違いなしです。
卒園製作や進級作品、プレゼントや記念品、行事の作品にオススメです。
今、このブログを読んでいるということは、
紙粘土の種類や基礎がわからない…
紙粘土の作り方がわからない…
紙粘土に色の付け方は…
紙粘土遊びを体験させたい…
紙粘土の教え方がわからない…
紙粘土のねらいやメリットなど を知りたい、学びたい
保育士や幼稚園の先生、保育学生の皆さんだと思います。
保育園・幼稚園・こども園に必見です。
では、5分保育授業を始めます。
キーンコーンカーンコーン
紙粘土のねらい
紙粘土作品作りを通して集中力を養う。
粘土と紙粘土の性質や感触の違いを知り学ぶ。
紙粘土で色々な形作りを表現することを楽しむ。
紙粘土を丸めたり伸ばしたりして感触を楽しむ。
紙粘土は、乾燥すると固まることや水をつけると柔らかくなるなどの性質を学ぶ。
紙粘土の注意事項
1番の注意事項 それは!
紙粘土の誤食です。
※食べなくても口に入れてしまう子もいます。
特に小さい子(乳児から3歳)や発達の遅れがある子が行う時には十分に気をつけるようにしてください。
常に、誤食の危険があることを頭の片隅に入れておきましょう。
あと、忘れがちになりやすいのが、異年齢の縦割り保育時も注意が必要です。
次に危険な注意事項は アレルギーです。
特に多いのが小麦粉粘土の使用する時です。小麦粉アレルギーの子は多いので活動前に必ず確認をしてください。
その他の注意事項としては
粘土を使用した後は手を洗う。
片付けの時は、粘土板や粘土ベラについた粘土もきれいに片付けることです。
紙粘土の種類は
紙粘土の種類は大きく2つあります。
軽量系紙粘土と重量計紙粘土です。
軽量系紙粘土の特徴は!
軽い やわらかい 質感がやさしいです。
乾燥後は、軽い作品になり落としても割れずらいです。発泡スチロールみたいな感じだと思います。
子どもの力でも楽につくることができる粘土です。
※軽量紙粘土は、絵具を混ぜて作るときに手につきにくいのです。
重量計紙粘土の特徴は!
重たい 硬い 変色が少ないので軽量系紙粘土より長く飾ることができます。
しかし、ちゃんと捏ねたりしないとひび割れしやすいです。
重量計紙粘土は種類が沢山あります。フィギュア作りなどに適しています。
※重量計紙粘土は、絵具で色を混ぜて作る場合は手につきやすいです。
紙粘土の使い方
紙粘土の基礎と色の付け方
紙粘土の基本的な使い方は
使う分だけ袋から出して使う。
使わない粘土は、そのまま袋に入れて置き乾燥しないようにします。
最初の作業は、形を作成する前に軽く練ると硬さが均等になり使いやすいです。
紙粘土は、乾燥してくると使いずらくなります。その場合は、水を少量つけて練ると柔らかくなります。
注意点は、子どもは水をつけ過ぎてしまいドロドロになりやすいので、少しずつ足していくように声掛けを行いましょう。
入れ物に水を用意しておくと良いと思います。
紙粘土に色の付け方は
①最初に色をつける
紙粘土に少量の絵具や水性ペンで色を付けて均等に色がつくまで練ります。
※水性ペンだと濃い色の粘土は作れません。
絵具は、濃い色の粘土を作ることができますが入れすぎるとうまく粘土がまとまりません。
②後から色をつける
完成した作品に絵の具や水性ペンで色をつけます。
※何度も同じところを塗らないようにしましょう。
③カラー粘土を使う
一番上手にできて楽に作れるのはカラー粘土です。
※予算がかかるのと事前準備が大変(カラー紙粘土の購入と子ども達が使う量を切って準備)ですがキレイな作品になります。
顔製作の場合は肌色、黒、白、赤など必要になります。
紙粘土のひび割れを防ぐ方法は
一番のひび割れを防ぐには、よく練ることです。
まず袋から出したら、よくこねて練ることでひび割れを防ぎましょう。
紙粘土のひび割れやスジがあるときは、指に水をつけてこすると消すことができます。
作品が完成した最後にひび割れをチェックして消しておくと良いと思います。
大きな作品作りやパーツをつけ方
大きな作品やパーツをつける場合は
紙粘土の中に心材(ペットボトルやカプセルなど)を入れると割れにくくなります。
パーツをつける場合は、針金や木材を入れてつけると割れにくく取れにくくなります。
芯材に紙粘土をつける時は、厚みが均一になるようにするとひび割れしにくいです。
または、木工用ボンドでもパーツを簡単につけることができます。
心材や木工用ボンドを使わない場合は、乾く前に水を少量指につけて糊とおなじように使ってつけることもできます。
コツは、粘土が乾く前に少し押すことと端を擦って繋目を消すとくっつきます。
保存方法
紙粘土の保存方法は
残った紙粘土は、元の袋に入れて口を折り曲げてセロテープで止めます。または、輪ゴムで口を止めます。
その後、さらにジップロックに入れることで硬くならずに次回使うことができますよ。
使ってしまう時に、少し硬くなっている場合は、霧吹きで水をかけてしまうと良いですよ。
紙粘土の顔の作り方
保育園や幼稚園で紙粘土を使う機会は沢山ありますよね。
動物や食べ物から入れ物や写真たて、クリスマスなど行事の製作などに使う機会がありますね。
今日は、紙粘土で顔の作り方と色付け方を例に説明致します。
紙粘土の顔作りは、作品に見栄えがして、何より子ども達が楽しみながら取り組むことができますのでオススメ致します。
卒園製作やプレゼントにピッタリです。
紙粘土で顔の作り方は、下記から順に説明致します。
顔作りの言葉掛けのコツ
子どもに考えさせる言葉掛けを行うと良いと思います。
顔の形はどんな形をしているかな?
顔の中心には何があるかな?
耳は顔のパーツのどこと同じ位置にあるかな?
鼻の穴は何個あるかな? など
顔の形を作ってから、パーツを作る方が作りやすいです。(顔の大きさにパーツサイズを合わせやすい)
※卒園製作など作品として残す場合には、事前に普通の粘土で練習しておくだけで上手になりますよ。
保育士(先生)は見本を与え過ぎず、子ども達が楽しみながら自由な作品(自分で考えて)を作ること、表現することが大切だと思います。
子どもが作る作品に間違いはありませんで、沢山褒めてあげてくださいね。
まず、紙粘土で顔の作品を作ります。
1人分の紙粘土の量を、そのまま渡すと作る大きさがバラバラになります。
また、顔のパーツの粘土が足りなくなりますので、顔と顔のパーツ以外と分けて配ると良いと思います。
顔3:パーツ1 の割合が丁度良いと思います。
紙粘土に色をつけながら行う場合は
1パーツずつ紙粘土に色を混ぜ練りながら作成します。
①肌色を混ぜて顔と鼻と耳を作成します。
②紙粘土の白色のままで白目を作成します。
③赤色を混ぜて口を作成します。
④黒を混ぜて髪の毛、眉毛、黒目を作成して完成です。
混ぜながら作る場合は、軽量紙粘土の方が手につきにくいため作成しやすいです。
作品として保存する場合は、しっかりとした作りになり、長持ちする重量計紙粘土がおすすめです。
パーツごとに作る場合は、そのパーツに適した量を配るようにしましょう。
色を混ぜて練ると手が汚れますでパーツごとに手を洗うようにしましょう。
粘土板を拭くなどして色が他のパーツに混ざらないようにしましょう。
色がつかなくなってから顔にパーツをつけるようにすると良いと思います。
作品を仕上げてから色を塗る場合は
完成した作品に色を塗る場合は、紙粘土の表面がしっかり乾いてから塗ることが大切です。
表面は2日程で乾きます。
※最低2日間は乾かしてから色を塗りましょう。
色を塗るコツは
薄い色から濃い色を塗っていくとキレイに塗ることができます。
なぜなら!薄い色がはみ出した所に、濃い色を塗れば直すことができます。
一度に全部塗ると上手に塗れません。一つ一つ乾いてから次の色を塗るようにすると良いですよ。
顔の塗る順番は
顔(肌色)→白目(白)→口(赤)→髪の毛や眉毛、黒目(黒)
最後に黒を失敗してしまうと大惨事になりますので注意が必要です。
細かいパーツを塗る場合は、細筆や綿棒で色を塗るようにするとはみ出さないで塗ることができますよ。
または、パーツごとに色を塗ると塗りやすいですし、はみ出す心配がありません。最後にボンドで貼り付けるとキレイ作品になります。
完成してから黒のパーツを塗るのが難しいので、黒の紙粘土は用意してパーツを作成しておくのも有りだと思います。
はみ出しても少しくらいなら乾いたあとに上から薄めない絵具で治すことができます。
ニスの塗り方は
紙粘土にニスを塗るときは、薄く塗り重ねるようにするとキレイに仕上がりますよ。
2回から3回塗ると紙粘土が光ってキレイに見えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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