こんにちは あつまれ!せんせいのこども園です。
本日の授業は、お正月(12月1月)の壁面製作【幼児に書初め体験(習字)】作品の作り方・教え方・注意点だべさ。
5歳6歳向けの12月・1月向きの壁面です。
保育室に習字が展示してあると保護者の方が見て驚くこと間違いなし。
年長組にオススメです。
今、このブログを読んでいるということは、
12月・1月の壁面を悩んでいる…
お正月の壁面は…
お正月の遊びを体験させたい…
書初め(習字)の教え方がわからない…
書初め(習字)のねらいやメリットなど
保育士や幼稚園の先生、保育学生の皆さんだと思います。
今回紹介するお正月(12月1月)の壁面製作【幼児に書きぞめ体験(習字)】は、私が年長組のときには必ず取り入れて体験させています。
その理由は!下記からお読みください。
保育園・幼稚園・こども園に必見です。
幼稚園教諭・保育士・保育学生の引き出しが増えること間違いなし。
下記の記事は、5分で読めます。
では、5分保育授業を始めます。
キーンコーンカーンコーン
書初めとは
書初めとは、年の初めに絵や字を書く日本の正月行事のことです。
書く文字は、抱負や目標、健康などを願う文字を書くのがメジャーとなっています。
書初めは、年明けの1月2日に書くのが一般的みたいです。
幼児が書く文字のオススメは?
年長組の幼児だと平仮名を1文字2文字書くのに挑戦すると良いと思います。
書く文字は、その年の干支の名前をオススメします。
ねずみ年なら【ね】うし年なら【うし】など2文字程度に収まります。また、書く前に干支の絵本を読み聞かせるなどして、十二支について学ぶこともできます。
他には、お正月に関連した文字を書くのも良いと思います。【もち】【たこ】【こま】など
雑談になりますが
習字とは?文字を習う事です。書き順を学んだり小学校で習うことを習字といいます。
書初めのねらい・メリット
集中力が身につきます。
字がキレイになります。
正しい姿勢が身につきます。
文字への関心が高まり親しみを持ちます。
書道で字を通して表現力を養います。
書初め(習字)を体験することで日本文化に触れることができます。
準備するもの
筆
筆は主に3種類あります。剛毫(ごうごう)、柔毫(じゅうごう)、兼毫(けんごう)です。
初心者や子どもには、剛毫(ごうごう)、柔毫(じゅうごう)を合わせた兼毫(けんごう)がオススメです。
墨汁
墨汁は、色々な種類がありますが文房具やさんに置いてある練習用の墨汁で十分です。洗って落とせる墨汁もありますので幼児で行う場合はオススメです。
注意事項として
どれだけ気をつけても幼児は汚してしまいます。汚れても良い服やエプロン、スモックなどを着用して行うようにしましょう。
半紙
半紙は、主に「手漉き」と「機械漉き」の2種類あります。
保育園や幼稚園で行う場合は、安い機械漉きの半紙で十分です。
機械漉き半紙は、にじみが少なく価格も安いです。
文鎮(ぶんちん)
文鎮(ぶんちん) は、半紙が動かないために使う物です。
文鎮が無い場合は、代わりの物で代用しても良いです。
硯(すずり)
硯(すずり)が無い場合は、代わりの容器に墨汁入れて使うことができます。しかし、プリンカップなどは倒れる危険が高いので、置く位置に気をつけましょう。高さが低くて接地面が大きい入れ物を使うと良いと思います。
下敷き
下敷きが無いと次の半紙を置くときに、1回1回新聞を変えないと墨儒がついてしまいます。
書道用の下敷きは、必需品です。
※最近は、書道に関する全ての物が百均で購入することができますよ。
新聞紙
汚れ防止や書いた作品を乾かすのに使います。
エプロンやスモック
服についてしまうと汚れを落とすのが大変ですので汚れても良い服装で取り組むようにしましょう。
書初め(書道)基本
書初め(書道)の基本で大切なことは!
正しい姿勢で書くことです。
子ども達に下記のことを伝えると良いと思います。
背筋を伸ばすこと。
机に対して真っ直ぐに体を向けること。
足は揃えて机の下に入れること。
半紙は、体の真っ直ぐ前に置くこと。
お腹と机の間隔を少しあけて座ると書きやすいです。
幼児へ教え方
水かき習字
初めて行う場合や大人数で行う場合、汚れが心配な時は、水書き習字から始めると心配が解消できますのでオススメです。
水書き習字とは
水で色が変わる半紙を使うことで、墨汁の代わりに水を使って行う習字のことです。
水書き習字のメリット
衣服の汚れや誤って墨を飲んでしまう危険が無くなります。
乾くと消えるので何度でも使えて経済的です。
つまり、子ども達が一斉に活動を行っても安心して行うことができます。
乾けばまた何度でも書けますので、園で一度購入しておけば毎年使うことができます。
オススメ①
10枚入りです。書いた文字は乾くと消えて、繰り返し1000回以上使え安心安全の日本製です。
オススメ②
幼児への指導方法
練習は水書き習字で自由に書き、清書は墨儒を使い先生と一緒に行うと良いと思います。
筆を人数分用意できないときは、絵具の筆で練習を行い、清書は習字の筆で行うようにすると良いと思います。
その他の指導の基本として
書くときは反対の手で、半紙の左側を押さえます。
筆の持ち方は、真ん中から下を持つようにします。
筆は、真っ直ぐに立てて持ちます。
見本は必ず見やすい位置に置きます。
まず初めに先生が書いて見本を見せるようにしましょう。
墨汁を使う際は、必ず目を離さないようにするためにも1人~4人などひとつの机に座れる人数で行うようにしましょう。
幼児の習字で大切なこと
字を自由に表現することです。
つまり、自己表現ですので、あまり書き順や字の間違いなどに固くならず自由に書いて、個性あふれる作品にしましょう。
ぐちゃぐちゃな作品になっても間違いではないので1人1人の作品を褒めてあげると良いと思います。
上手に見えるポイントは、半紙いっぱいに大きく字を書くことです。
名前は小筆を使うと良いですよ。
その他の注意事項として、習字を行う日程を保護者の方に連絡をしておくと良いと思います。
作品の飾り方
壁面として飾る場合は、半紙より一回り大きいカラー画用紙に貼り付けると見栄えが良くなりますよ。
画用紙への貼り方は、半紙の上だけに糊をつけると良いと思います。
スティック糊を使うとキレイに貼れますよ。
オススメ③
ネットで安く書道セットを購入することができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
下記は冬の折り紙一覧です。壁面にもなります。
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