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こんにちは あつまれ!せんせいのこども園のちき先生(プロフィール )です。
本日の授業は、【糊の教え方と使い方の全て】だべさ。
記事を読み終えた後には、子どもへの指導がレベルアップしていると思います。
今、このブログを読んでいるということは、
糊の教え方がわからない…
上手に指導できなくて自信がない…
ねらいやメリットがわからない…
糊の感触を嫌がる子への対応…など
悩んでいる保育士や幼稚園の先生、保育学生の皆さんだと思います。
大丈夫ですので安心してください。
僕も働いた当時は、上手に教えることができず…自信がなかったです。
そんな僕でも、失敗や経験を重ねて指導ができるようになりました。
僕なりの20年以上現場で経験して、身に着けた糊の知識をご紹介致します。
保育園・幼稚園必見!糊の指導方法です。
下記の記事は、3分で読めます。
では、3分保育授業を始めます。
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キーンコーンカーンコーン
はじめての糊
子どもが初めて使う時には、でんぷん糊を使うようにしてください。
※でんぷん糊とは…食べ物を原料にして作っているため口に入れてしまっても安全です。
成分は、主にトウモロコシや小麦、米などのでんぷん質を材料にして作られています。
糊のねらいとメリット
メリット
「糊を塗る」作業は、指先のトレーニングになります。
「糊の感触」を通して脳神経を刺激します。
創造力や空間認知能を伸ばします。
集中力が身につき、達成感を味わえます。
ねらい
糊の感触を楽しみながら活動を楽しむ
糊に興味を持ち正しい使い方を学ぶ
細かに指を動かして糊を塗ることで指先運動を行う
糊を使った製作作りを通して、協応動作を身に着ける
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※ねらいに感触を楽しむとありますが、必ずその感触を嫌がり楽しめない子がいます。対策は下記で説明します。
具体的なねらい
糊で ~紙を貼り ~作品を作ることに喜びを知る
※貼る物や作る作品を具体的に書くようにしましょう。
身近な素材の物を糊で貼り、製作することの楽しさを知る
糊の楽しさを伝えられるねらいにすると良いと思います。
糊の活動時に準備するもの
・おしぼり(濡れたタオル)やウエットティッシュ
・糊台(下敷き、粘土板、段ボール、広告のサッシなどの本など)
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オススメは広告のサッシなどのチラシ本
理由は、本になっているので糊がはみ出て、糊台がベタベタになってもページをめくれば解決できる。そして、使い捨てできます。
・スモック・エプロンなど
糊の導入方法
初めて糊を使う活動のときには、導入時に【糊】の絵本を読むと製作意欲を高めることができると思います。
導入に役立つ絵本(一冊持っておくとずっと使えますよ。)
のりののりこさん(オススメ)
他に がんばれ!ぺったんのりたろうも良いですよ
糊の注意点
糊は、ハサミと比べると危険なこともなく安全ですが、注意する点は最初に伝えるようにしましょう。
【重要】初めて使うときや低年齢の子や発達の遅れが折る子には、糊は食べないこと、口に入れないことを必ず伝えましょう。
※口に入れてしまったら、うがいや口の中を拭くと良いと思います。
糊がついてる手で、髪の毛や服など紙以外は塗ってはいけないことを伝えましょう。
糊は落とさないように机の真ん中に置く
※伝えて指導しないと必ず床に落とす子がいます。
※そして、落とすと拭くのが大変です。
使い終わったら糊の蓋をカチッと音がなるまできちんと閉めることを伝えるようにしましょう。
※きちんと閉めておかないと、次に使うときに固まっています。(先生が片付けるときや放課後に確認することをお勧めします)
糊の使い方
糊のつけ方
糊は、人差し指にのみつけます。
糊を塗る面積によって取る量を変えます。
小さい面積を塗るときは少量 大きい面積の時は沢山つけます。
※低年齢の子に伝えるコツ
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少しの量をすくうときには、お母さん指の先に、米粒、アリさん、赤ちゃん指の爪の大きさなど
沢山の量をすくうときには、ぞうさん、お父さん指の爪の大きさなどと伝えると理解しやすいと思います。
先生が最初に少量の時と大量の時の見本を、指に取って見せて指導を行うようにしましょう。
糊のすくう量は、少量からとっていくようにすると良いと思います。
糊の塗り方
低年齢の子は、紙全体に糊を塗るようにしましょう。
真ん中から端まで隅も全部に糊を均等に塗ります。
初めての子には、均等に塗ることが難しいです。
指導のポイント
真ん中につけて周りに伸ばしていくこと
白色の糊が透明になるまで伸ばすこと
隅っこ、端まで塗ること
糊が足りなくなったら、また指で適量をすくうこと
伸ばす時には、優しい力で伸ばすこと
※細い部分に糊を塗ると破れやすい
貼り付けたら手で押さえること
子どもへの言葉かけの指導の例
これから、はじめて糊を使って遊んでみたいと思います。
さっきお話しした約束事は覚えていますか?
それでは、楽しい糊遊びを始めます。
糊を机から落ちないように机の真ん中に置いてから、糊の蓋を開けてください。
開けられない子は、先生に教えてくださいね。
次にお母さん指に、少し糊をつけます。手がベタベタになるので他の指にはつけないようにします。
つける量は、お米やありさんくらいの大きさです。
それでは、紙に糊をつけてみます。
真ん中に糊をつけて周りや端、隅っこまで全部に糊を塗ってくださいね。
糊が足りなくなったら、また少し糊を指につけて糊がついていないところに塗ってください。
糊は薄くのばすように塗ると上手に貼ることができますよ。
糊がお山みたいに白く固まっているところは、透明になるまでのばしてください。
全部に糊を塗り終えたら貼ります。糊はすぐに固まらないので、糊がついていない手のひらで押さえてくださいね。
とても上手に貼ることができましたね。
※必ず褒めてあげてくださいね。子どもは褒められることが嬉しくて成長します。
※必ず1工程ごとに子ども達ができているか確認してください。
子ども達に糊の感触を聞くと、色々な返答が返ってきますよ。子ども達と糊の感触について会話してくださいね。
重要
※子どもの中には、必ずその感触が嫌な子どもがいます。
糊を嫌がる子には、どのように対応していますか?
僕は、嫌がる程度にもよりますが無理やり説得して糊を使わせていません。無理やり嫌で行っても楽しくないし成長しません。
そういった子には、保護者と話しをしてから、糊べらで塗るようにしています。
応用
年長組になると、人差し指より中指で塗るように指導を行うのもオススメです。
理由…中指でぬることにより、人差し指が使えるようになるので、紙を持つときや貼るときなど行いやすくなりますよ。
糊が上手になったら、大きい紙の場合は紙の周り(淵)だけに塗ることも指導すると良いと思います。
工作ブックで遊ぶと自然に上達しますよ。
うんこドリル工作がオススメです。
子ども達が大喜びしますよ。本の名前だけで大爆笑します。
うんこドリル こうさく 3・4さい
うんこドリル こうさく 4・5さい
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