こんにちは!あつまれ!せんせいのこども園のです。
本日の授業は 最新【お絵かき技法の秘技】だべさ
保育士・幼稚園教諭・保育学生向けにさまざまな技法を紹介します。
20年以上の教諭生活の中で、子ども達に教えてきた絵画技法です。
3歳・4歳・5歳・6歳の幼児で行える技法ばかりです。
保護者が我が子と一緒に描いて遊ぶのも楽しいです。
下記から保育士の必須お絵かき技法一覧を説明致します。
合わせ絵(デカルコマニー)
合わせ絵(デカルコマニー)とは、紙の半分に絵の具を載せて、折り合わせて反対側の紙に模様をうつし取ります。 左右対称の模様が出来上がります。また、絵の具を載せた紙に別の紙を重ね合わせてもおもしろい模様になります。
※僕は、チョウチョの形にしたり、こいのぼり製作やお雛様製作など色々な製作に使っている技法です。幼児が楽しく取り組めます。
準備するもの
・画用紙
・絵の具
・絵の具を入れるパレッドなど
手順
1.紙を半分に折って開きます。
2.紙の上に、絵の具を載せて(垂らして)いきます。
※筆や指で伸ばしても良いです。
3.絵の具が乾かないうちに、折り目に合わせて半分に折ります。
4.半分に折った紙の上をこすります。
5.紙を開くと、左右対称の模様が完成です。
👇参考動画です。
ひっかき絵(スクラッチ)
ひっかき絵(スクラッチ)とは、画用紙にクレヨンで明るい色を塗り、 上から黒色で全て塗りつぶします。先のとがった物で引っ掻くと、かぶせた色がはがれ、下の色が出てきてカラフルな線画が描けます。
※スクラッチカードの技術ですね。
準備するもの
・画用紙
・クレヨン
・削れるもの(鉛筆・コイン・木の枝など)
※黒いアクリル絵の具で塗りつぶしてもできますよ。
手順
1,画用紙にクレヨンで色を塗ります。
(明るい色を選ぶのがおすすめ)
2,上から黒色で全て塗りつぶします。
3,上の層の黒色を引っかいて削ります。
4,好きな絵が描けたら完成です。
※画用紙は小さいサイズをオススメします。大きいと塗りつぶすのが大変で子どもが飽きてしまいます。
※必ず机全体に新聞などを敷いて汚れないようにしましょう。床に敷くのもオススメです。削ったカスが床に落ちると大変汚れます。何が大変って、終わった後の掃除が大変ですなので、汚れないように工夫しましょう。
👇参考動画です。
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こすり出し(フロッタージュ)
こすり出し(フロッタージュ)とは、木の葉っぱなどデコボコとした物に薄い紙をかぶせ、上から鉛筆やクレヨンでこすると、紙に葉っぱなどのデコボコとした物の模様が浮き出てきます。 鉛筆やクレヨンを寝かせるようにして持つのがこつです。
準備するもの
・コピー用紙
・クレヨン、色鉛筆、クーピーなど
・凸凹した物
(青葉・ブロック・コインなど)
手順
1,でこぼこした物の上に、薄い紙を載せて擦ります。
※鉛筆は、寝かして擦るとやりやすいです。
※こすり出しした作品を切り取り、製作素材にするのも面白いですよ。
👇参考動画
吹き絵
吹き絵とは、水で溶いた絵の具を紙にたらして、 ストローで絵の具を吹き散らします。
息の強さを変えるとユニークな模様になります
準備するもの
・画用紙
・絵具
・絵具入れ(多めの水で溶くので紙コップでもオススメ)
・ストロー
・筆
手順
画用紙に、ポタポタと垂れるくらいに調整した絵の具を筆でたらします。
ストローで絵の具を吹き散らします。
※ストローの先に切り込みを入れるとユニークな模様になります。
※絵の具が濃すぎると吹いたときに形が変わりづらいです。
※混ざると相性が良い2色で行うとキレイです。
👇参考動画
シャボン玉の吹き絵
準備するもの
・画用紙
・紙コップ
・ストロー
・シャボン玉液
・絵の具
・ハサミ
手順
1.シャボン玉液に絵の具を入れて混ぜて、色付の液を作ります。。
2.ストローの先に切り込みを入れ、しっかりと広げます。
3.画用紙に、シャボン玉をふくらませ、模様をつけたらできあがりです。
👇参考動画
たらし絵
たらし絵とは、薄く溶いた絵の具を画用紙にたらし、紙を傾けると、絵の具が流れて模様ができます。何色かたらして紙を上下左右に傾けると、絵の具が流れて不思議な模様ができます。
にじみ絵
にじみ絵とは、和紙やコーヒーフィルターなどに水性ペンで描き、水を吸わせるとインクがにじんでキレイな模様ができます。描き方や水分量によっても変化します。
和紙に水性ペンで色をつけて折ってから、水を吸わせると良いです。
(紙の折り方や水の量などを変えると模様が変わります。)
※オススメは霧吹きです。水性ペンと霧吹きを使うだけで行えるので低年齢でも行えます。
準備するもの
・和紙orコーヒーフィルターorキッチンペーパーor画用紙(事前に濡らす)
・水彩ペンor絵具
・水入れor霧吹き
👇参考動画
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墨流し(マーブリング)
墨流し(マーブリング)とは、マーブリング液を作り、アクリル絵の具を水で溶き少量垂らします。何色かたらし、竹串などを使って模様をマーブル状に広げます。その上から紙をかぶせて、紙に模様をうつし取ります。
準備するもの
・容器(紙コップorトレーなど)
・マーブリング液(洗濯のり+水)
・アクリル絵の具
・竹串or割りばし
・水の割合で変化します。
・絵具は3色くらいがオススメです。
・色がうまく混ざらないときは、軽くかき混ぜると良いです。
👇参考動画
型押し(スタンピング)
型押し(スタンピング)とは、野菜などピーマンやタマネギの切り口に絵の具を塗って画用紙に押します。 スポンジや洗濯ばさみ、トイレットペーパーの芯、紙コップなどでもはんこができます。
👇参考動画
ぼかし絵(スパッタリング)
ぼかし絵(スパッタリング)とは、歯ブラシに水溶き絵の具を付け、金網を使ってこすり、絵の具を画用紙に飛び散らします。僕は霧吹きでも同じことができるので使ってます。準備も行うのも楽です。 画用紙に型紙を置いて、霧吹きすれば、白色の絵ができます。
👇参考動画
はじき絵(バチック)
はじき絵(バチック)とは、クレヨンやローソクで絵を描いて、その上から水溶き絵の具を塗ります。
絵の具の濃度が重要です。工夫しながら行ってみてください。
僕は、ローソクで行うのが好きでオススメです。
👇参考動画
究極にオススメ!技法遊びブック
20年以上の保育経験の中で、沢山の絵画に関する本を読んできました。
その中から究極にオススメ!技法遊びブック
それが、2・3・4・5歳児の技法あそび実践ライブ: 楽しい“造形”がいっぱいです。
絵画技法の本の購入を考えている方に、お勧めします。
出版社はひかりのくに 発売日 は2015年です。
沢山の絵画技法の解説から、準備のしかたや進め方が分かりやすいように書かれています。実践の様子をとらえたライブ写真も載っています。
下のショッピングページから、内容や購入者の評価を読むことができます。
おすすめです。
最後に
お絵かき遊びには
【メリット】
塗ることを通して、指先のトレーニングが脳の発達を促します。
自己表現力が身につき、認知能力・想像力が発達します。
色彩感覚と表現力を養います。
気持ちを安定させる力もあると言われています。
以上が【お絵かき技法の全て】保育に絵画技法の種類と子ども指導テクニックでした。
最後までお読み頂きありがとございました。
ちき先生(プロフィール )
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