「どうしてあの先生は、長く続けられているんだろう…」
同じ保育士という仕事なのに、
楽しそうに働いている先生もいれば、
毎日つらそうに働いている先生もいます。
昔の私は、
「向いている人と向いていない人の差なのかな」と思っていました。
でも、25年近く現場で働いてきて思うのは、
そう単純な話ではないということです。

先生
こんにちは。
あつまれせんせいのこども園の「あつえん先生」です。
今日は少しだけ、
「保育士を続ける」ということについて、
自分の経験を交えながら書いてみようと思います。
正直、私は保育士を続けてきて良かったです
私は保育士として20年以上働いてきました。
もちろん、楽しいことばかりではありません。
行事前の忙しさ。
終わらない仕事。
しんどい人間関係。
「もう辞めたいな」と思った日も何度もありました。

先生
でも今振り返ると、
私はこの仕事を続けてきて良かったと思っています。
それはやっぱり、子どもが好きだからです。
子どもと話している時間。
一緒に笑っている時間。
成長を近くで見られること。
これは保育士をやっている人なら、
きっと分かると思います。
普通の仕事だと、
大人同士の空気に疲れながら、
一日中仕事をすることも多いですよね。
でも保育士は、
一日の大半を子ども達と過ごします。
改めて考えると、
それってすごく幸せな仕事だと思うんです。
環境が悪いと「子どもを好き」でいられなくなる時があります
ただ、これは本音ですが、
環境がつらい時は心に余裕がなくなります。
人間関係で苦しかった時期もありました
正直、
園長との関係でかなり悩んだ時期もありました。
ミスをしても助けてもらえない。
相談しても特に何も変わらない。
でも、
報告しなければ怒られる。
陰で色々言われているのが聞こえてきて、
「なんで自分ばかり…」と思ったこともあります。
当時は、
毎日職場へ行くだけで気持ちが重かったです。
子どもは好きなのに、
心に余裕がなくなって、
笑顔で接するのが苦しくなる時もありました。
でも今振り返ると、
あの頃の私は、保育が嫌だったというより、
環境に疲れ切っていたんだと思います。
人間関係で疲れていた時期は、
ずっと気持ちがピリピリしていました。
子どもに悪気はないのに、
騒がしい声にイライラしてしまったり、
笑顔で接する余裕がなくなったり。
「あれ、自分ってこんな先生だったかな…」
そう思って落ち込んだ時期もあります。
だから私は、
「保育士に向いていない」のではなく、
環境が合っていないことの方が多いと思っています。
実際、
世の中のストレスって、
子どもより大人から来ることが多いです。
長く続けて分かったのは、「考え方」で楽になることもあるということ
これはすぐに出来るようになったわけではありません。
私自身、
気持ちを切り替えられるようになるまで、
かなり長い時間がかかりました。
昔は嫌な先生や園長がいると、
ずっと引きずっていました。
「なんでこんな言い方するんだろう」
「なんでこんなに機嫌が悪いんだろう」
ずっと考えて、
勝手に疲れていました。
でも、長年働いていると、
結局どこの園にも色んな人がいることが分かってきます。
保育業界に限らず、
嫌な人はどこにでもいます(笑)
だから途中から、
少し考え方を変えるようになりました。
「この人は仕事が楽しくないんだろうな」
「私生活も余裕がないのかもしれないな」
「この人の機嫌まで背負わなくていいか」
そんな風に、
少し距離を置いて考えるようになったんです。
もちろん簡単ではありません。
私も昔は、
園長のことを本気で嫌いだった時期があります(笑)
でも結局、
相手を変えることは難しいんですよね。
だったら、
必要以上に心の中に入れない
という考え方の方が、自分は楽になりました。
「ただの他人」とまでは言いませんが、
自分の人生を壊すほど気にしなくていい。
そう思えるようになってから、ストレスはかなり減りました。
「完璧に頑張る」をやめたら、保育が少し楽しくなりました
昔の私は、
全部ちゃんとやらなきゃと思いすぎていました。
失敗しないように。
周りに迷惑をかけないように。
ちゃんとした先生に見られるように。
でも、長く続けている先生ほど、
良い意味で頑張りすぎていないんです。
力を抜くところを知っています。
全部を完璧に抱え込まない。
それが分かるまで、私は本当に時間がかかりました。
でも、考え方を少し変えるだけで、
不思議と子どもと接する時間が楽しくなっていきました。
心に余裕ができると、
子どもの可愛さや面白さを、
ちゃんと感じられるようになるんです。
それでも限界なら、「環境を変える」のは悪いことではありません
ただ、
どれだけ考え方を変えても、限界の環境はあります。
給料が低すぎる。
休めない。
人間関係がきつすぎる。
毎日家に帰っても回復しない。
そんな時は、無理を続けないでほしいです。
転職は逃げではありません。
「辞めるため」ではなく、
「続けるため」に環境を変える人も沢山います。
実際、
園を変えたことで、
もう一度保育が好きになった先生も何人も見てきました。
正直、
どこの園も大変な部分はあります(笑)
でも、その中でも
“少しでも自分に合う場所”を探すことはできます。
今の園しか知らないと、
「保育士って全部こうなんだ」と思ってしまいます。
もちろん、今の園で続けられるならそれが一番だと思います。
でも実際は、
働き方も人間関係も園によってかなり違います。
だから、
今すぐ辞めなくてもいいので、
まずは他の園を知っておくだけでも気持ちは変わります。
まとめ|私は、保育士を続けてきて良かったと思っています
私は、
この仕事を続けてきて良かったと思っています。
もちろん、
きれいごとだけではありません。
嫌なことも沢山ありましたし、
辞めたくなった時期もありました。
でも、
長年働いてきて、私がたどり着いたのは、
「全部を真面目に受け止めすぎなくていい」
ということでした。
嫌な人はどこにでもいます。
完璧な園もありません。
だからこそ、
無理をしすぎないこと。
自分の気持ちを守ること。
必要なら環境を変えること。
それが、
長く続けるためには大事なんだと思います。
そして何より、
子どもと過ごす時間を「楽しい」と思えること。
私はそれが、
保育士を続けて良かったと思える一番の理由です。
でももし今、
本当に限界なら、一度立ち止まってください。
別の園を見る。
別の働き方を考える。
一度保育から離れてみる。
それも立派な選択です。
無理を続けることだけが、「頑張る」ではありません。
▶ 関連記事
・保育士・幼稚園の先生で「仕事できない」と
悩む先生へ25年で見えた本当の理由と対処法
・保育士・幼稚園教諭が辞めたいのは普通?
担任25年の現場が伝える後悔しない選び方
・保育士を辞めたい…
人間関係がつらいときに読んでほしい話



コメント