
こんにちは。
保育歴25年以上の あつえん先生 です。
保育の仕事では、
子どもとの関係だけでなく保護者との信頼関係もとても大切です。
ですが保育の現場では
・なぜか保護者との距離ができてしまう
・苦手意識を持たれてしまう
・対応に悩んでしまう
そんな先生も少なくないと思います。
長く保育の現場にいると感じるのですが!
保護者との関係が自然とうまくいく先生と、なぜか距離ができてしまう先生がいます。
もちろん、どんなに丁寧に関わっていても
すべての保護者と良い関係になるとは限りません。
ですが、20年以上現場で見ていると
保護者に嫌われてしまいやすい先生の共通点も見えてきます。
私自身、20年以上保育の現場にいますが、
先生のちょっとした関わり方の違いで
保護者の安心感が大きく変わる場面を見てきました。
今回は、幼稚園・保育園20年以上の経験から感じている
「保護者に嫌われてしまう先生の特徴」についてお話ししたいと思います。
※反対に
保護者に信頼される先生については、こちらの記事で詳しく書いています。
→ 保護者に信頼される先生の特徴とは?|保育歴25年以上の保育士が伝えたい関わり方
挨拶が少ない・表情が暗い
意外と多いのが、挨拶の印象です。
保護者は、毎日の送り迎えのときや顔を合わせる場面で、先生の様子をよく見ています。
例えば
・挨拶の声が小さい
・笑顔が少ない
・忙しそうで話しかけにくい
・担任の先生なのに、子どもに自分から関わらない
・保護者を避けているように見える
こうした様子が続くと「この先生、少し感じがよくないな…」と思われてしまうことがあります。
挨拶は小さなことですが、
保護者との関係づくりではとても大切なポイントです。
受け持ちの子どもを見かけたら、先生のほうから「〇〇ちゃん、おはよう!」と声をかけるだけでも印象は大きく変わります。
実際に現場でも、
よく挨拶をしている先生はそれだけで保護者に安心感を持たれやすいと感じています。
子どもの様子をあまり伝えない
保護者が一番知りたいのは園での子どもの様子です。
ですが
「今日は普通でした」
「特に変わりありません」
こうした伝え方だけだと、保護者は少し不安になります。
保護者は
「園でどんなことをしているのかな」
「友だちとどう過ごしているのかな」
こういううことを、とても気にしています。
例えば
「今日は砂場で大きな山を作っていました」
「〇〇くんと一緒に鬼ごっこをしていました」など
具体的な様子をひとつ伝えるだけでも、保護者の安心感は大きく変わります。
また、その日に行った活動のことを伝えるのもおすすめです。
先生からの情報が少ないと
「ちゃんと見てもらえているのかな?」と感じてしまうことがあります。
子どもの成長をあまり伝えない
保護者は、子どもの小さな成長をとても大切にしています。
例えば
・初めて自分でジャンパーを着られた
・お友だちにおもちゃを貸してあげていた
・苦手だったことに挑戦していた
・初めてできるようになったことがあった
・最近〇〇くんと仲良く遊んでいる
こうした姿を先生が伝えてくれると、保護者はとても嬉しく感じます。
反対に、こうした話があまりないと
「うちの子のことをあまり見ていないのかな」と感じてしまうこともあるかと思います。
会うたびに子どもの課題ばかりを伝えるのは、あまり良くありません。
保護者は心配になってしまいます。
課題を伝える場合は、
できたことや、できるようになったことも一緒に伝えることが大切です。
そうすることで、保護者も子どもの成長を感じることができ、安心につながります。
言葉づかいが少しきつい
忙しい保育の現場では、
つい言葉が強くなってしまうこともあります。
ですが保護者と話すときに
・ぶっきらぼうな言い方
・事務的な話し方
・冷たい印象
・タメ口
になってしまうと、保護者は敏感に感じ取ります。
言葉づかい一つで
「怖い先生」
「相談しにくい先生」
という印象になってしまうこともあります。
保護者に嫌われる先生は、
やはり言葉遣いが悪くて怖い印象がもたれている気がします。
子どもへの関わりが冷たく見える
保護者は、送り迎えのときに
先生と子どもの関わり方をよく見ています。
例えば
・子どもとあまり遊んでいない
・子どもの名前をあまり呼ばない
・目を見て話していない
・子どもへの声かけが少ない
こうした様子が見えると、保護者は
「この先生、本当に子どもを見てくれているのかな?」
と不安になることもあります。
逆に、子どもに優しく関わっている先生は
それだけで保護者の信頼を得やすくなります。
子どもによって態度が違う
保護者は意外とよく見ています。
例えば
・特定の子どもばかり褒める
・いつも同じ子とばかり遊ぶ
・関わり方に差がある
こうした印象を持たれてしまうと、保護者は不安に感じてしまいます。
「うちの子はあまり見てもらえていないのかな…」と感じてしまうからです。
そして!
中には、担任の先生に対して苦手意識を持ってしまう保護者もいます。
実際、長く保育をしていると
保護者は先生の関わり方を本当によく見ていると感じます。
だからこそ先生は
どの子にも平等に関わることを意識することがとても大切です。
保護者の話をあまり聞かない
保護者が話をしているときに
【途中で話をさえぎってすぐにアドバイスする・自分の考えを押し付ける】
こうした対応をしてしまうと
保護者は「この先生は話を聞いてくれない」と感じてしまいます。
大切なのは、まず最後まで話を聞くことです。
保護者対応の基本は、傾聴(けいちょう)だと私は感じています。
保護者にとって、話を聞いてもらえるだけでも安心することがあります。
保護者の話をすぐ否定する
保護者の話を聞いていると
「それは違うかもしれない」と思うこともあります。
ですが
「それは違います」「そんなことありません」などとすぐに否定してしまうと、保護者は心を閉じてしまうことがあります。
まずは
保護者の気持ちを受け止めること。
それが信頼関係の第一歩だと思います。
保護者とあまり向き合わない
忙しいときに
【目を見ない・作業をしながら話す・急いで話を終わらせる】
こうした対応をしてしまうと
保護者は「忙しそうだから話しにくい」と感じてしまいます。
短い時間でも
きちんと向き合う姿勢がとても大切です。
先生から子どもの話をしない
保護者は、担任の先生から
子どもの様子を聞けることを楽しみにしている方もいます。
ですが
保護者から聞かれないと何も話さない先生だと
「うちの子のこと、あまり見てくれていないのかな」と思われてしまうこともあります。
小さなことでもいいので
「今日はこんなことがありましたよ」
と先生から伝えるだけで、保護者はとても安心します。
保護者対応がつらいのは、先生だけの問題ではありません
ここまで読んで、
「自分にも当てはまるところがあるかも……」と思った先生もいるかもしれません。
でも、少しだけ伝えたいことがあります。
保護者対応がうまくいかないからといって、すべて先生自身の問題とは限りません。
園の方針や、職員同士の人間関係、園長・主任との関係、仕事の忙しさなど、職場の環境によって保護者との関わり方が変わってしまうこともあります。
私も20年以上保育の現場にいますが、「この先生が悪い」というより、
「今の園の環境が悪くて、ストレスや疲れから、この先生を苦しくさせているのでは?」と感じることがあります。
研究会などでいろいろな園の先生と関わる中でも、職場の雰囲気によって先生の表情や保育への向き合い方が違うと感じることがあります。
もし今、
「保護者対応がしんどい」
「毎日、保護者の顔色が気になる」
「仕事に行くのがつらい」と感じているなら、自分を責めないでください。
もしかしたら、
今働いている園の環境や職員と相性が悪く、今の園が自分に合っていないだけかもしれません。
だから、一度だけでも、
「今の園以外だったら、どうなんだろう?」と考えてみてください。
今の園を辞めると決める必要はありません。
他の園にはどんな働き方があるのかな。
どんな求人が出ているのかな。
まずは知るだけでもいいんです。
「今の園しかない」と思っていたけれど、
「ほかにも働ける場所があるんだ」と知るだけで、少し見える景色が変わることがあります。
「ここしかない」と思っていた自分に
別の働ける所があると知るだけでも、思い詰めていた気持ちが少し楽になることがあります。
保護者対応で悩んでいる先生へ
保護者対応は、経験を積んでも悩むものです。
・クレームが怖い
・保護者の顔色が気になる
・関係づくりが難しい
そう感じる先生も多いと思います。
私も20年以上保育をしていますが、保護者との関係で悩んだことは何度も何度もあります。
正直、今でもあります(笑)。
もし今
・仕事がつらい
・人間関係に疲れてしまった
・保護者対応がしんどい
そう感じているなら、「自分が先生に向いていない」と決めつけなくても大丈夫です。
もしかすると、今の園が合っていないだけかもしれません。
私自身、長く保育の現場にいますが、働く場所が変わることで、仕事への気持ちが変わった先生を見てきました。
「辞める」と決める前に、今の働き方を一度見つめ直してみる。
それだけでもいいと思います。
👉 保育士・幼稚園教諭を辞めたいと思ったら|後悔しない選び方【20年現場】
こちらの記事でも書いていますが、保育士の働きやすさは園によって大きく違います。
まとめ
保護者との関係は
特別なことではなく、日々の小さな関わりの積み重ねです。
・挨拶
・言葉づかい
・子どもへの関わり
・保護者の話を聞く姿勢
こうした一つひとつが保護者との信頼関係につながっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
目の前の子どもと、そして保護者とも丁寧に関わっていきましょう。



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