
こんにちは。
保育歴25年以上の あつえん先生です。
保育の仕事では、子どもたちとの関係はもちろんですが、
保護者との信頼関係もとても大切です。
長く保育の現場にいると感じるのですが、
保護者に信頼される先生には、いくつか共通する特徴があります。
以前の記事では
→ 子どもに嫌われる先生の特徴とは?|幼稚園・保育園の現場25年で見えた関わり方の違い
についてもお話ししました。
また、反対に
→ 子どもに好かれる先生の特徴とは?幼稚園・保育園で人気の保育士がしている関わり方
こちらの記事も、多くの先生に読まれています。
今日は、保育歴25年以上の経験から感じている
「保護者に信頼される先生の特徴」についてお話ししたいと思います。
挨拶を大切にする
シンプルですが、【挨拶を大切にする】とても大事なことです。
明るい挨拶と笑顔!
これだけでも、保護者の印象は大きく変わります。
朝、園に来たときに先生が「おはようございます!」と笑顔で迎えてくれるだけで、保護者は安心します。
逆に、忙しそうで表情が硬いと
「話しかけにくい先生…」と感じてしまうこともあります。
挨拶は信頼関係の基本です。
反対に、保護者との関係がうまくいかない先生には
いくつか共通する特徴があります。
こちらの記事でも詳しくまとめています。
子どもの様子を具体的に伝える
保護者は、園での子どもの様子をとても気にしています。
だからこそ「今日楽しく遊びました」
だけではなく
例)
「今日は、楽しく砂場で大きな山を作っていました」
「お友だち(名前)と一緒に鬼ごっこをしていました」
このように具体的に伝えることが大切です。
そうすると保護者は
「園で楽しく過ごしているんだな」と安心します。
小さな成長を伝える
保護者は「園でどんな姿を見せているのか」とても気になっています。
例)
自分で靴を履こうとしていました
お友だちにおもちゃを貸してあげていた
苦手だったことに挑戦していた
縄跳びが跳べるようになり喜んで見せていました。
こうした小さな成長(挑戦・努力・出来るようになったこと)を
伝えることで、保護者はとても嬉しくなります。
そして!保護者は
「この先生はちゃんと子どもを見てくれている」と感じるようになります。
丁寧な言葉づかい
保育の現場は、息つく暇がないくらいとても忙しいですよね。
ですが、忙しいときほど
丁寧な言葉づかいを意識することが大切です。
言葉が丁寧な先生は、それだけで
【きちんとしている先生・信頼できる先生】という印象になります。
小さなことですが、信頼関係にはとても大きな影響があると思います。
子どもを大切にしていることが伝わる
保護者が一番見ているのは、ここかもしれません。
保護者は
「この先生は本当に子どもをちゃんと見てくれているのか」を、とてもよく見ていると思います。
子どもの名前を呼びながら関わったり、
子どもの気持ちに寄り添っていたり、
子どもと沢山遊んでいたりして
子どもが安心して楽しそうに先生と関わる姿を見ると、
保護者は自然と「この先生なら安心できる」と思うようになります。
みんなに平等に接する先生
みんなに平等に接することは、保育の中でとても大切なことです。
実は保護者は、先生の子どもへの関わり方をよく見ています。
「この子ばかり褒めているな」
「うちの子はあまり見てもらえていないのかも…」
そんなふうに感じてしまうと、保護者は少し不安になってしまいます。
私は長年保育の現場に携わってきましたが、
子どもへの関わり方は、保護者の安心感にも大きくつながると感じています。
だからこそ、どの子にも平等に接することをいつも意識して保育しています。
もちろん、子ども一人ひとり個性は違います。
関わり方が少し変わることはあっても、
「どの子も同じように大切に見ている」という姿勢がとても大切です。
その姿勢は必ず保護者にも伝わります。
そしてそれが、保護者との信頼関係にもつながっていくのだと思います。
保護者の話をきちんと聞く(傾聴)
保護者対応でとても大切なのが「傾聴」です。
保護者はそれぞれ、いろいろな思いを抱えています。
家での子どもの様子、子育ての悩み、
「園ではどう過ごしているのかな?」という気持ち。
子どものことで気になることがあると、
担任の先生に話をしたり、相談したりすることもあります。
長年保育の現場にいると感じるのですが、
保護者は「答え」よりも、まず話を聞いてほしいことが多いものです。
そんなときに先生が
・話を途中で遮ってしまう
・すぐにアドバイスをしてしまう
・自分の考えを押し付けてしまう
こうした対応をしてしまうと、保護者は
「分かってもらえなかった」と感じてしまうことがあります。
だからこそ大切なのは、最後までしっかり話を聞くことです。
そして
「そうなんですね」
「それは心配になりますよね」
そんなふうに、保護者の気持ちに寄り添うことが大切だと思います。
たったそれだけのことですが、
保護者にとっては大きな安心につながります。
保護者との信頼関係は、
こうした小さな関わりの積み重ねの中で育っていくのだと、私は長年の保育の中で感じています。
保護者の話を否定しない
保護者の話を聞いていると、
「それは少し違うかもしれない」
「こうした方がいいかもしれない」
と思うこともあります。
私も長年保育の現場で働いてきて、
経験を重ねるほど「こうした方が良いのでは」と感じる場面はたくさんあります。
でも、最初から否定してしまうと、
保護者は心を閉じてしまうことがあります。
せっかく勇気を出して話してくれたのに、
「分かってもらえなかった」と感じてしまうからです。
だからこそ大切なのは、
まず保護者の気持ちを受け止めること。
「そうなんですね」
「それは心配になりますよね」
そんなふうに気持ちに寄り添うことが、信頼関係をつくる第一歩だと思います。
そのうえで
「園ではこんな姿も見られていますよ」
「もしよかったら、こんな関わり方もありますよ」
と、私はやさしく伝えるようにしています。
また、保護者が
「どうしたらいいですか?」とアドバイスを求めているときには、
押し付けるのではなく、ひとつの方法として伝えること。
そうすることで、保護者も安心して話を聞いてくれるようになります。
小さな関わりの積み重ねの中で、少しずつ深まっていくものだと感じています。
保護者ときちんと向き合う
忙しい保育の現場ですが、
保護者と話すときには きちんと向き合う姿勢がとても大切です。
朝の登園やお迎えの時間は、
どうしてもバタバタしてしまうこともあります。
それでも、保護者と話すときには
・目を見て話す
・体を向けて話を聞く
・急いで話を終わらせようとしない
・先生からも子どもの様子を伝える
こうしたことを意識するだけで、保護者の感じ方は大きく変わります。
保護者は、
「この先生はちゃんと向き合ってくれている」
「うちの子のことを見てくれている」
そんなふうに感じると、自然と安心します。
先生から子どもの話をする
信頼される先生は、
保護者から聞かれる前に 自分から子どもの様子を伝えています。
保護者は、
「園でどんなふうに過ごしているのかな」
「お友だちと仲良くできているかな」
そんなことをいつも気にしています。
だからこそ、先生から
「今日はお友だちと一緒にブロックで大きなお家を作っていましたよ」
「お片付けを最後まで頑張っていました」
そんなふうに子どもの姿を伝えると、保護者はとても安心します。
ほんの一言でも、
「ちゃんと見てくれているんだな」
「園での様子が分かって嬉しい」
そう感じてもらえるからです。
特別なことを話す必要はありません。
その日見えた子どもの姿を、少し伝えるだけで十分です。
保護者対応で悩む先生へ
保護者対応は、経験を積んでも悩むものです。
・クレームが怖い
・保護者の顔色が気になる
・関係づくりが難しい
そう感じる先生も多いと思います。
私も25年以上保育をしていますが、
保護者との関わりで悩むことは今でもあります。
もし今
・仕事に行くのがつらい
・人間関係に疲れてしまった
・このまま続けていいのか悩んでいる
そんな気持ちがあるなら、無理をする必要はありません。
実際に
→ 毎朝、保育園・幼稚園に行きたくない保育士・先生へ|無理せず続ける働き方
この記事でも書きましたが、
保育士は園によって働きやすさが大きく違います。
また
→ 保育士・幼稚園教諭を辞めたいと思ったら|後悔しない選び方【25年現場】
環境が変わるだけで、
保育の仕事がもう一度楽しく感じられる先生もたくさんいます。
保護者との信頼関係は
特別なことではなく、日々の小さな積み重ねです。
挨拶、言葉づかい、子どもへの関わり。
その一つひとつが、保護者の安心につながっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
目の前の子どもと丁寧に関わっていきましょうね。



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