こんにちは!あつまれ!せんせいのこども園です。
本日の授業は【パラバルーンの技一覧と教え方と基礎とねらい】です。
4歳(年中組)・5歳(年長組)の幼児への指導方法
プレイバルーンを初めて指導を行う先生!必見です。
パラバルーンの演目や構成に悩んでいる先生のための記事です。
下記から順に説明致します。
パラバルーンのねらい
※はじめに、パラバルーンのねらいから学びましょう。
ねらいは!
友だちと協力して、音楽に合わせて気持ちと動きを一つにすることで協調性を身につける。
パラバルーンを通して、友だちと一緒に協力して行うことを楽しみ表現力を養う。
パラバルーンを通して、コミュニケーション力や協調性を育てる。
※パラバルーンは、全員で呼吸を合わせて協力して行う運動ですので、上記のようなねらいがあげられますね。
パラバルーンの基本
持ち方は?
手の甲が見えるように上からつかむ
親指だけパラバルーンの下、残りの指はパラバルーン上
タイミングの合わせ方は?
笛や掛け声を出すことで、呼吸を合わせて上手にできます。
※詳しくは、下記の教え方に記載しています。
※片方の手にポンポンやキラキラのブレスレットなどをつけることで、右左を教えやすくなり子ども達も理解しやすいです。見た面感もアップします。
※テンポが速い曲は、編曲して遅くすることをおすすめします。
演目(技)一覧
下記で紹介する演目(技)の呼び名や教え方は、あつ園での指導方法ですので参考にしてみてください。
※演目の例で書いてある数字は、曲の拍数になります。
波の技一覧
・小波 (★)
パラバルーンを、両手で持って引っ張りながら小さく上下に振ります。
演目の例
1~4 立ちながら小さく上下に振る
5~8 しゃがみながら小さく上下に振る
2回繰り返します。(16拍数)
指導ポイント…子ども達は、小さく振ると声掛けをしても楽しくて大きく振ってしまうことが多いです。その場合は、優しく、手首だけで動かすように伝えると良いです。
・大波 (★)
パラバルーンを、両手で持ち引っ張りながら大きく上下に振ります。
演目の例
1~4 立ちながら大きく上下に振る
2~8 しゃがみながら大きく上下に振る
2回繰り返します。(16拍数)
指導ポイント…子ども達は、大きく振るとジャンプしながら振ってしまうことが多いです。その場合は、ジャンプは行わず腕を大きく上下に動かすように伝えると良いです。
波技の応用
小波・大波を組み合わせると見栄えがします。
例)立って振る時は大波。座って振る時は小波。数回繰り返す。
・横波(★★)
パラバルーンを、両手で持って引っ張りながら左右に振ります。
演目の例
1~8 立ちながら左右に振る
1~8 しゃがみながら左右に振る
指導ポイント…横波は、左右反対に振ってしまいバラバラになることが多いです。その場合は、声に出しながら「右・左・右・左」と発声しながら動かすようにすると上手にできます。
メリーゴーランド(+応用技)
・メリーゴーランド(★)
パラバルーンを引っ張りながらメリーゴーランドのようにクルクル回ります。
演目の例
※8拍ずつ変化させるのがオススメです。
(右回り)左手でつかむ 1~8 横に右手を伸ばす 1~8上に右手を伸ばす
(左回り)右手でつかむ 1~8 横で左手を伸ばす 1~8上で左手を伸ばす
応用①(★)
傘のような形になってメリーゴーランドを行います。
保育者(先生)が中に入って中心を持ち上げます。
演目の例
歌のAメロ1番は、通常のメリーゴーランド!Aメロ2番は傘のメリーゴーランドを行うと簡単に演目数が増え見栄えしますよ。
※パラバルーンを持ち上げる保育者は、背が高くて力がある方が良いです。持ち上げて維持するのに力がいりますので男性保育士がオススメです。
応用②(★)
小走りでメリーゴーランドを行います。
※子ども達は、楽しくなり速く走りがちになりやすいので、歩幅は小さく小走りすることを伝えると良いです。
応用③
花のような形になってメリーゴーランドを行います。
※保育者は中で、パラバルーンの動きに合わせながら立つのでコツがいります。
パラバルーンを掴んでいる手を上げながらメリーゴーランドを行います。
帽子・きのこ・ロケット(応用)技
・帽子(★)
パラバルーンの中に空気を入れて閉じ、帽子のような形にする技です。
演目の例
※4拍ずつ変化させて16拍で行うのがオススメです。
1~4拍でひっぱる(幼児は力がないので、4拍行うと良いです)
5~8で両手を上にあげて空気を入れます。
9~12で中心に4歩、歩いて進む。
12~16でパラバルーンを地面につけ、素早く上に座る。
指導ポイント…帽子は、呼吸を合わせて行わないと上手に作れません。
※重要…笛を使ったり掛け声を出すことで上手に作ることができます。
例)笛を使う場合(笛の音を使い分ける)
1回目のピー(4拍) で引っ張る 2回目のピッ(4拍) で上げる
3回目のピッ(4拍)で中心に歩く 4回目のピピー(4拍)で座る
例)掛け声で行う場合
※重要…4拍(4文字)数の掛け声をお勧めします。
ひっぱるよの掛け声に合わせて引っ張る
(ひっで1拍 ぱで1拍 るで1拍 よで1拍)
あげます(4拍)の掛け声に合わせて、両手を上にあげて空気を入れます。
あるいて(4拍)の掛け声に合わせて、中心に4歩、歩いて進む。
すわ~るでパラバルーンを地面につけ、素早く上に座る。
※パラバルーンに座った後の演技は!
座ったまま踊る。後ろにバンザイして倒れる。などの演目に繋げると見栄えがUPします。
※注意!後ろに倒れる時は、きちんと膨らんでないと頭を地面にぶつけるので気を付けてください。
重要…帽子・キノコなど作る時、遅くなる子がいると転倒しまうので、立ち上がる時には笛などで合図すると良いです。
・テント(★)
先生が中に入って中心を持ち上げ、引っ張りながらしゃがんで抑えます。
帽子と作り方は同じです。
・キノコ(★)
パラバルーンの中に空気を入れて、子ども達も中に入って閉じ、キノコのような形にする技です。
演目の例(帽子と最後以外は同じです。)
※4拍ずつ変化させて16拍で行うのがオススメです。
1~4拍でひっぱる(幼児は力がないので、4拍を行うと良いです)
5~8で両手を上にあげて空気を入れます。
9~12で中心に4歩、歩いて進む。
12~16でパラバルーンの中に入り、素早く地面とパラバルーンを押さえる。(または、上に座る。)
指導ポイント…キノコは、呼吸を合わせて行わないと上手に作れません。
※笛や掛け声で上手に作ることができます。
例)笛を使う場合
1回目のピー(4拍) で引っ張る 2回目のピッ(4拍) で上げる
3回目のピッ(4拍)で中心に歩く 4回目のピピー(4拍)で中に入る
例)掛け声で行う場合
※4拍(4文字)数の掛け声をお勧めします。
ひっぱるよの掛け声に合わせて引っ張る
(ひっで1拍 ぱで1拍 るで1拍 よで1拍)
あげます(4拍)の掛け声に合わせて、両手を上にあげて空気を入れます。
あるいて(4拍)の掛け声に合わせて、中心に4歩、歩いて進む。
はいる~でパラバルーンの中に入って押さえます。
※パラバルーンの中に入った後の演技は!応用
間奏などを使いパラバルーンの中で変身することができます。
例)①中に入る時に、保育者が帽子やポンポン、羽織など持って中で配り着替えると出てきたとき に変身することができます。
②演技の最後にキノコを作ります。中に入ったら決めポーズを作っておき、パラバルーンをめくると最後のポーズができています。
※中に入る時は、きちんと合図しましょう。 取り残される子がいます。
・ロケット(★)
パラバルーンの中に空気を入れて、中心に歩いていくとロケットが発射したようにみえる技です。
簡単で見栄えがしますのでオススメです。
演目の例
※4拍ずつ変化させて16拍で行うのがオススメです。
1~4拍でひっぱる(幼児は力がないので、4拍行うと良いです)
5~8で両手を上にあげて空気を入れます。
9~12で中心に4歩、歩いて進む。
12~16で外側に4歩、歩いて戻る。
指導ポイント…帽子とキノコと同じように、笛や掛け声を行うことで上手行うことができます。
※外側に向かって戻る時は、後ろ向きなので転倒しないように声掛けをしましょう!
※ロケットは、2回続けて行うと見栄えがして演技数も増やせます。
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花火・シーソーなどその他の技一覧
・シーソー(★★★)
シーソーのように左右交代で斜めにする技です。
※4拍ずつ変化させて、最低でも16拍間で行うのがオススメです。
演目の例
人数バランスが同じになるようにわけて、4拍ごと交互にしゃがむと手を上にあげるを繰り返しますます。
※左右非対称で行うことは、とても難しいです。前に見える子と違う動きになります。
※上の図のように、少しずつ斜めにするのはとても難しいです。
※シーソーの中心を掴んでいる子は、腰の高さで持つだけでOKです。
男女で分ける(名前を決めても良い)などグループ分けで行うと上手に作れます。
掛け声を行うことで男の子→女の子→男の子→女の子と子ども達や保育者が言うことで上手に作れます。
・花 (★)
先生が中に入って立ち、一斉にバンザイするとお花の形に見える技です。
※みんながそろえて、瞬時に手をあげることでカッコよく見ますので、笛や掛け声で合わせましょう。
ポイントは、手を上までバンザイすることです。
応用として(★★★★)
子ども達がパラバルーンの上に乗って、外側向きながらバンザイする花の作り方もあります。
その場合は、4拍ずつバンザイ→きをつけ→バンザイ→きをつけで行うと顔が見えたり隠れたりして見栄えがUPします。
・花火(★★)
3拍でひっぱりながらバンザイして4拍目に同時に手を下げると飛びます
演目の例
1~16拍間(くらい)でパラバルーンを広げながらしゃがみます。(掴んだまま地面に置く)
その間に、保育者(先生)がパラバルーンの中心に飛ばす物を置きます。
準備ができたら、保育者(先生)の合図で
1~3拍でひっぱりながら立ちあがってバンザイします。
4拍目で手を勢いよく下に下げます。
子ども達に1~2~の~発射など声を出させることで、呼吸を合わせることができます。
飛ばす物の例 玉入れの玉、画用紙などで作った玉、ミニボール、手につけているポンポンやブレスレット(しゃがんだ時に投げ入れる)など!
少し手を加えてキラキラにしたり、ヒラヒラをつけるとキレイに見えます。
※上手に飛ばすには、中心に飛ばす物を置くこと!
それでも上手くできないときには!
飛ばす物の量を増やしたり、少し重たい物を乗せるなど重量を増やすと飛ぶようになりますよ。
・ポップコーン(★)
パラバルーンの上にボールを乗せて大波する
演目の例
決められた拍数の間、縦波(手を上下に振る)を行います。
※手にポンポンやブレスレットをつけている場合は、中に投げ入れて行うこともできます。
※ポップコーンは、子ども達が大好きな演技の一つです。
楽しくなりすぎてジャンプする子がいますが、手だけを動かすように伝えると上手にできます。
パラバルーンのサイズ感とオススメ商品
パラバルーンのサイズは?
年齢によっても変わってきますが、目安として参考にしてください。
パラバルーンの目安の人数で
人数が少ない方が上手に見えて見栄えがします。1人1人も目立ちます。
しかし、みんながきちんと合わせないと上手にできません。逆に遅れる子も目立ってしまいます。
多い人数で行うと、1人1人が目立ちにくいですが、遅れる子や苦手な子も目立ちにくいです。
幼児は、体が小さく力も弱く合わせることも難しいので、多い人数で行う方が上手に見えます。
また、パラバルーンは風の影響を受けやすいです。外で行う場合も多い人数で行うことをお勧めします。
また、風が強い日は、危険ですので保育者も一緒に行うようにしましょう。
※パラバルーンの大きさと人数の目安
3M 10人から15人程度 4M 15人から20人程度
5M 20人から25人程度 6m 20人から30人程度
7m 30人から40人程度 8m 40人から50人程度
オススメのパラバルーンは?
パラバルーンは、2000円くらいから売っていますが安い物は、バリバリと音がしたりふんわり膨らみません。
下記のパラバルーンをお勧めいたします。
210Tポリエステルタフタ織物でできています。
エッジに沿った頑丈なハンドルで簡単に握ることができます。
大小さまざまな大きさがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓運動会や鬼ごっこに役立つアイテム記事です。
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